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信号機ルール:AIに入れていい情報・いけない情報

組織でAIを使い始めるときの最初のルール(たたき台)

更新日:2026-09-30(2026年9月時点の情報)|HUMAC 伊藤晴通

AIを使い始めるとき、最初に決めるべきは「どの道具を使うか」ではなく「何を入れてよいか」。ルールがないのは悪いことではない。今日決めればいい。

信号機ルール(たたき台)

区分例扱い
青公募要領、統計、公開されている業界情報、自組織のチラシ・告知文の文案、一般的な質問無料版でもOK
黄業種・規模だけにした相談内容、事業計画の骨子、社名や個人名を伏せた議事録有料版で「学習に使わない」設定を確認してから
赤決算書・申告書、個人名・住所・電話番号、借入や取引の状況、マイナンバー、健康情報組織契約とルール整備が済むまで入れない

あわせて決めておく5つのこと

  1. 使ってよいサービスとプラン(個人の無料アカウントで業務をしない、など)
  2. 学習利用の設定(有料版でも「学習に使わない」設定を全員が確認する)
  3. 出力の確認責任(AIの回答は必ず人が確認し、出典を開く)
  4. 送信・公開は人が押す(AIエージェントに任せても、外に出る操作は人が承認する)
  5. 困ったときの相談先(入れてしまった、漏れたかもしれない、をすぐ言える窓口)

よくある落とし穴

👍👎ボタン

個人アカウントのGemini Notebookで評価ボタンを押すと、その会話と資料が人の確認に回り、最長3年保存される。業務の会話では押さない。

低価格プラン

ChatGPTの無料版・Goは、初期設定で入力が学習対象。設定を変えるか、業務では使わない。

鍵の管理

AIを使うための鍵(APIキー・パスワード)を資料やチャットに書かない。講師自身、鍵の漏えいで約6万8千円の不正請求を受けた。

便利さと事故は、同じ入口から来る

AIエージェントは自分で動く分、「頼んでいない相手にメールを送る」「見せるべきでない情報にアクセスする」といった権限のはみ出しが起きやすい。任せる範囲と、人が止める場所(ガードレール)を先に決める。

この表は組織のルール作りのたたき台として自由に使えます。PDF版をダウンロードして、自組織の言葉に直してお使いください。