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プロジェクトのフォルダ構成と管理

1仕事1フォルダ。指示書・現在地・決定ログの置き方で、別の日・別の人でも続けられる

更新日:2026-09-30(2026年9月時点の情報)|HUMAC 伊藤晴通

AIに仕事を任せる前に、まず「場所」を決める

AIエージェントは、開いたフォルダの中を「自分の職場」として働く。資料があちこちに散らばっていると、AIも人も迷う。1つの仕事=1つのフォルダにし、その中に「指示書」「現在地」「決めたこと」を置いておくと、別の日・別の人・別のPCでも同じ品質で続きができる。

基本の置き場所

📁 Projects … 仕事のフォルダはすべてここ(デスクトップや書類フォルダにばらまかない) 📁 clients … お客様の案件 📁 sample-shop … 1案件=1フォルダ(名前は英小文字とハイフン) 📁 self … 自社の仕組み(ホームページ、社内アプリ) 📁 seminar … セミナー 📁 library … 使い回す資料 📁 20261015-sample … 回ごとの台本・配布資料(日付+主催)

1つの案件フォルダの中身

📁 sample-shop CLAUDE.md … 指示書。薄く書く(目的・置き場所・禁止事項・合言葉) STATUS.md … 現在地を1枚で(今どこまで進んだか・次にやること) RAID.md … 未確定・課題・リスク・依存を一覧に 📁 docs 運用ルール.md … この案件の真実源(詳しい決まりはここ) 決定ログ.md … 何を・なぜ決めたか(蒸し返し防止) 用語集.md … お客様の言葉とAIの言葉の対応 📁 data … 実データ(⚠ 外に出さない・バックアップ対象から外す) .gitignore … 鍵(.env)や実データを保存・共有の対象から外す

それぞれの役割

ファイル役割たとえ書き方のコツ
CLAUDE.mdAIが最初に読む指示書職場の入口に貼るルール1〜2画面に収める。詳しいことは docs/ へのリンクにする
STATUS.md現在地引き継ぎメモ「済んだこと/次の一手/待っていること」だけ。毎回の作業の最後に更新
RAID.mdリスク・課題の一覧気がかり帳R(リスク)A(前提)I(課題)D(依存)で分け、閉じたら閉じる
決定ログ決めたことと理由議事録の結論だけ日付・決めたこと・理由・却下した案。後で「なぜ?」に答えられる
運用ルールこの案件の真実源社内規程個人の記憶に頼らず、フォルダだけで仕事が続けられるように書く

よくある失敗

指示書が長すぎる

何でも CLAUDE.md に書くと、AIが大事なことを読み落とす。指示書は目次、詳細は docs/ へ。

「最新版」だらけ

「最新版(修正)2.docx」はすぐ嘘になる。日付と版を名前に入れる(→ B2)。

鍵を書いてしまう

パスワードやAPIキーをファイルに書くと、共有やバックアップで漏れる。鍵は金庫に置き、.gitignore で除外する。

混ぜる

2つの案件を1つのフォルダで進めると、AIが別の案件の資料を参照して取り違える。1案件1フォルダ。

変更履歴とバックアップ

講師の運用

案件を始めるときは、このフォルダ一式のひな形をコピーしてから中身を埋める。ひな形は複数の案件で使ううちに育ってきたもの。立ち上げの最初の30分でここを作っておくと、半年後の自分と、途中から加わる人が迷わない。