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B2

AIはデータなくして語れない:データ管理の型

何を集め、どこに置き、どう名付け、いつ更新するか

更新日:2026-09-30(2026年9月時点の情報)|HUMAC 伊藤晴通

AIの答えの質は「賢いAIか」より「何を読ませたか」で決まる

どんなに賢いAIでも、あなたの組織の規程・地域の事情・最新の公募要領は知らない。データを整えた人が、AIを使いこなす。ChatGPTでもGeminiでもClaudeでも、これは同じ。

データ管理の5つの型

集めるAIに読ませたい資料を決める
置く決まった場所に、決まった分け方で
名付ける日付・種類・版がわかる名前
色を付ける信号機で、AIに入れてよいか
更新する古い版を入れ替える日を決める

1. 集める:まず「繰り返し見に行く資料」から

2. 置く:フォルダは「業務」で分ける

📁 補助金 📁 持続化補助金_第20回 公募要領_2026-05-27.pdf よくある質問_2026-06.pdf 様式一式/ 📁 ものづくり補助金_第◯回 📁 経営支援 📁 よくある質問 📁 業種別資料 📁 地域データ 統計・観光・商圏

このフォルダ構成が、そのまま Gemini Notebook の「ノートブック」の単位や、AIエージェントの「スキル」が参照する場所になる。

3. 名付ける:日付と版を必ず入れる

悪い例良い例理由
公募要領.pdf持続化_公募要領_第20回_2026-05-27.pdfAIも人も、どれが最新か判断できる
最新版(修正)2.docxFAQ_経営相談_v3_2026-09.docx「最新」は時間が経つと嘘になる

4. 色を付ける:信号機ルール

公開情報 匿名化した相談内容 個人情報・決算書など。詳しくは D1。

5. 更新する:古い資料はAIを間違えさせる

道具ごとの「データの持たせ方」

道具データの持たせ方向いている使い方
Gemini Notebookノートブックに資料を登録(RAG)資料を根拠に質問に答える・要約する・共有する
ChatGPT/Claude のプロジェクトプロジェクトに指示文と資料を置く毎回同じ前提で相談する(スキルの手前の「型」)
Claude(旧Cowork)/Claude Codeフォルダを指定し、スキル(手順書)に資料の場所を書く資料を読んで書類を作り、保存し、次に渡す(自動化)
Deep Researchデータを持たせるのではなく、Webから集めてくる集めた結果を、上の道具に入れて使う(→ B3)
データ整備は「AIのため」だけではない

資料の置き場所と名前が揃うと、人の引き継ぎも楽になる。属人化の解消、新人教育、異動への備え――AI活用の準備は、そのまま組織の足腰を強くする。