Deep Research(ディープリサーチ)とは
AIが数分〜数十分かけて数十のWebページを自分で読み、出典付きのレポートにまとめる調査機能。ChatGPT・Gemini・Claude の各社が持っている。以前は半日〜1日かかった下調べが、待っている間に終わる。
| サービス | 無料版 | 有料版 |
|---|---|---|
| Gemini | 使える(使用量で上限) | 上限が大きい(AI Pro) |
| ChatGPT | ごく少数 | Plus以上で本格利用 |
| Claude(Research) | 使えない | Pro以上 |
問いの立て方の型:「何を調べて」より「何に使うか」
| 要素 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| ① 目的 | 調査結果を何に使うか | 補助金申請書の「市場動向」欄に書くため |
| ② 対象 | 業種・地域・規模 | 地方の観光地にある、従業員3名の飲食店 |
| ③ 知りたいこと | 市場規模・動向・競合・追い風/向かい風 | テイクアウト需要の動向、観光客数の推移 |
| ④ 範囲と質 | 期間・情報源の条件 | 直近3年、公的統計や業界団体の資料を優先 |
| ⑤ 出力形式 | 形と分量 | 見出し付き、各主張に出典URL、最後に300字の要約 |
【目的】小規模事業者の補助金申請書の「市場動向」欄を書くための下調べです。
【対象】地方の観光地で営業する、従業員3名の飲食店。テイクアウト販売を強化したい。
【知りたいこと】①全国と地方のテイクアウト・中食市場の規模と動向 ②観光客の飲食消費の傾向 ③小規模飲食店にとっての追い風・向かい風
【条件】直近3年の情報。政府統計・業界団体・信頼できる調査会社の資料を優先。推測と事実を分けて書く。
【出力】見出し付きのレポート。すべての数字と主張に出典URLを付ける。最後に申請書向けの300字要約。
調べっぱなしにしない:裏取りまでの流れ
Deep Researchで下調べ出典付きレポートを作らせる
公的データを人が足すAIが拾いにくい一次情報(B4)。どの統計を当たるかは専門職の腕の見せ所
Gemini Notebookで裏取りレポートと公的資料をまとめて入れ、矛盾を点検させる
本人の言葉に直す強みや想いは、ヒアリングでしか出てこない
(Gemini Notebookで)登録した調査レポートの中で、公的統計の資料と食い違っている数字や記述はありますか?食い違いがあれば、両方の出典を並べて示してください。
(Gemini Notebookで)この事業者の市場動向を300字でまとめてください。各文の根拠となる資料を示し、公的統計を優先してください。
ポイント:AIの調査結果を、RAGで裏取りする
Deep Researchは広く集めるのが得意、Gemini Notebookは資料に忠実に答えるのが得意。「広く集める → 資料に閉じて確かめる」の2段構えが、根拠の厚い支援の型になる。
注意
- Deep Researchの出典は必ず開いて確認する(出典があっても、読み違えていることがある)
- 数字は年度と定義(売上か出荷額か等)をそろえる
- そのまま申請書に貼らない(→ D2)