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補助金申請とAI:使い方の注意

AIに書かせた計画書が不利になる理由と、支援者としての正しい使い方

更新日:2026-09-30(2026年9月時点の情報)|HUMAC 伊藤晴通

AIに丸投げした計画書が増えている

補助金申請の世界では、AIで作った似たような構成・言い回しの計画書が大量に出ていると、申請支援の専門家が相次いで指摘している。汎用的な文章は、その事業者ならではの計画に見えず、審査で不利になりうる。

公募要領で確認すべきこと(例:小規模事業者持続化補助金)

項目第20回(一般型・通常枠)の内容
公募要領の公開2026年5月27日
申請受付2026年11月5日〜12月15日 17:00
様式4(事業支援計画書)の発行12月4日まで(商工会・商工会議所が発行)
補助上限・補助率通常50万円(特例の併用で最大250万円)/2/3(赤字事業者は3/4)
生成AIの利用明示的に禁じる記載は確認されていない(要領本文で要確認)
第三者からの支援有償・無償を問わず、第三者からアドバイスを受けたかの申告が必要。虚偽は不採択・交付決定取消の対象

内容は2026年9月時点の二次情報に基づく。申請支援の前に、必ず最新の公募要領の本文で確認すること。公募要領そのものをGemini Notebookに入れて確認するのが確実(→ B1)。

AIの正しい位置づけ

× 代わりに書く道具

「この事業の計画書を書いて」と丸投げする。どの事業者でも似た文章になり、本人も説明できない計画になる。

○ 頭の中を引き出し、根拠をそろえる道具

ヒアリングの質問を考える、市場の根拠を集める、公募要領との整合を点検する、本人の言葉を読みやすく整える。

支援の場面別:AIの使いどころ

場面AIに任せてよいこと人がやること
ヒアリング前業種別の論点・質問リストの下準備事業者と会って、強みと想いを聞く
市場動向Deep Researchでの下調べ、公的データとの裏取り(B3)どの数字を使うか選び、事業者に確認する
対象経費の確認公募要領ノートブックで根拠のページを探す最終判断。迷えば事務局に確認
計画書の点検公募要領・審査項目と照らした抜け漏れチェック、表記の統一内容の正しさ、事業者本人の言葉になっているか
(Gemini Notebookに公募要領と計画書の下書きを入れて)この計画書の下書きを、公募要領の審査項目と照らして点検してください。記載が足りない項目、公募要領と食い違う記述があれば、根拠となる箇所と一緒に指摘してください。文章の書き直しはしないでください。
事業者の強みや想いは、顔を合わせたヒアリングでしか出てこない

AIの速さで根拠をそろえ、浮いた時間を事業者との対話に使う。それが、AI時代の支援者の価値になる。