- 広告:講師(株式会社ヒューマック 伊藤)は、エックスサーバーの取次店です。この資料の8章には、講師の「申し込みフォーム」のリンクが載っています。このリンクからお申し込みいただくと、講師に、取次の報酬(紹介料・手数料など)が支払われる場合があります。資料の内容は、公式の情報にもとづいて書いています。このリンクを使わずに、エックスサーバーに直接申し込むこともできます。
- 受付状況:エックスサーバーの公式のお知らせによると、「XServer VPS」は、全プランで、2026年9月17日から新規の受付を一時停止しています。再開は、2026年11月中の予定です(既存の契約者は、追加の申し込みができます)。代わりに、新しいサービス「XServer VPS クラウド」(2026年8月31日開始)が案内されています。VPS クラウドは、講師の取次店のお申し込みフォームの対象外で、エックスサーバーに直接お申し込みいただく形になります(講師への報酬は、この資料のリンクからは生じません)。受付の状況は、変わることがあるので、申し込みの前に、公式のお知らせで必ず確認してください。
AIエージェントに作ってもらったWebアプリは、まず、E5の Supabase と Cloudflare で動かせるか、考える。それで足りない場合に、VPS(仮想専用サーバー)を借りて、自分でアプリを設置する。借りるのは「サーバーという建物の、1フロア」。鍵(管理者の権限)は、すべて自分が持つ代わりに、OSの更新・防犯・バックアップも、自分の責任になる。
1. VPSが必要になるのは、どんなとき?
| やりたいこと | Cloudflare・Supabase(E5)で足りる? | VPSが向く? |
|---|---|---|
| ホームページ・案内ページを公開する | 足りる | 不要 |
| 台帳・予約などの、データを貯めるアプリ | 足りることが多い(Supabase) | 特別な事情があるとき |
| 24時間動き続ける処理(定期実行・通知・連携)を、自由に作りたい | 無料枠の制限(処理時間・回数)に当たることがある | 向く |
| 特定のソフト・言語・OS・ポートが必要 | 対応できないことがある | 向く |
| 既存のWebアプリ(PHPなど)を、そのまま移したい | 作り直しが要ることがある | 向く |
| 外部のサービスと、決まった接続先(固定のIP)でつなぎたい | 難しいことがある | 向く |
レンタルサーバー(共用)は、事業者がOSや防犯を管理してくれる、決まった型の貸し部屋。VPSは、OSの管理者(root)権限を持つ、自分専用の環境で、自由度が高い。そのかわり、設定・更新・防犯を、自分でやる。自信がなければ、まずE5のサービスか、レンタルサーバーを検討する。
2. Xserver VPS の、サービスの種類(公式の情報・2026年10月時点)
| XServer VPS(従来) | XServer VPS クラウド(新サービス) | |
|---|---|---|
| 受付 | 新規受付は一時停止中(2026年9月17日〜、再開は11月中の予定) | 受付中(2026年8月31日開始) |
| 向き | 1台構成(Web・開発・ゲームなど) | 1台から、複数台構成まで。サーバー同士をつなぐ私設ネットワーク、データベースサーバー、ロードバランサーなどを足せる |
| 料金(4GBの例) | 公式の料金一覧で確認(受付の再開後) | 4GB(50GB):月額2,480円(1か月契約)/2,068円(12か月契約)、税込。通信量や時間の従量課金は無し(3章の表) |
| バックアップ | 自動バックアップは、標準では付かない(オプションなど。公式で確認) | 日次の自動バックアップが標準(最大7日分) |
| ビジネスプラン(法人向け) | 稼働率保証(SLA)・自動バックアップが付く、法人向けのプラン(受付停止の対象に含まれる) | — |
| API(自動操作) | — | 未提供(今後の予定) |
料金・キャンペーン・受付状況は、頻繁に変わる。申し込み画面と、公式のお知らせで必ず確認する。ビジネスプランの内容は、販売パートナーの解説にもとづく(公式ページで確認)。
3. XServer VPS クラウドの料金・オプション・構成例(公式カタログ・2026年8月31日更新版・税込)
いま申し込める「XServer VPS クラウド」の内容。料金は、VPSは12か月契約時の月額換算で、ほかのオプションは1か月契約の月額。当月分は日割りになる(カタログの注記)。
VPS(ストレージの違う2タイプから選ぶ)
| メモリ | vCPU | NVMe SSD と 月額(12か月契約時) |
|---|---|---|
| 4GB | 4コア | 50GB:2,068円〜/200GB:3,100円〜 |
| 8GB | 8コア | 100GB:3,784円〜/400GB:5,676円〜 |
| 16GB | 12コア | 100GB:8,167円〜/800GB:12,250円〜 |
| 32GB | 18コア | 100GB:20,475円〜/1,600GB:30,713円〜 |
| 64GB | 32コア | 100GB:40,950円〜/2,400GB:61,425円〜 |
| 128GB | 48コア | 100GB:81,900円〜/3,200GB:122,850円〜 |
小さなWebアプリなら、まず4GBで十分なことが多い。1か月契約の4GB(50GB)は、月額2,480円(公式サイト)。
有料オプション
| オプション | ひとことで | 月額の例 |
|---|---|---|
| DBサーバー | PostgreSQL または MariaDB の、データベース専用のサーバー。OSなどは、エックスサーバーが管理(rootは付かない) | 10GB:1,441円/30GB:2,480円/60GB:4,961円〜 |
| DBの自動バックアップ | 日次・最大7日分 | 10GB:220円/30GB:660円〜 |
| L4ロードバランサー | アクセスを、複数のサーバーに振り分ける | スタンダード 3,300円/ハイスペック 6,600円 |
| NFS | サーバー間で共有する、保存場所 | 30GB:1,790円/100GB:5,951円〜 |
| 追加IPアドレス | IPv4アドレスを足す | 400円/1個 |
| ネットワーク帯域拡張 | 通信の太さを広げる | 300Mbps 5,500円/500Mbps 8,800円 |
| イメージ保存容量の追加 | VPSのイメージ(まるごとの保存)を置く容量。50GBは標準で付く | 1,650円/500GBあたり |
「おまとめ自動セットアップ」:構成を選ぶだけ(月額の目安)
| 構成 | 中身 | 向く用途 | 月額の目安 |
|---|---|---|---|
| 小規模・検証用 | VPS 4GB 1台+DB 10GB | WordPress、データの管理、小さなアプリ | 3,509円 |
| 機能ごとの分離 | VPS 4GB 2台 | アプリ用・バッチ用・管理用など | 4,136円 |
| 標準的なサイト | VPS 2台+DB+ロードバランサー | Webサーバー・APIサーバー | 8,877円 |
| ファイルのバックアップ | VPS+NFS 100GB | データのバックアップ、ログ集計 | 8,019円 |
| 本番とテスト環境 | VPS 3台+DB+ロードバランサー | 修正を、テスト環境で試してから、本番へ | 10,945円 |
| 安全なファイル共有 | VPS 2台(VPN用)+NFS 100GB | 社内ファイルサーバー | 10,087円 |
| セキュリティ重視 | VPS 3台+DB+ロードバランサー+NFS(運営者専用のVPN経路) | 基幹業務システム、ECサイト | 16,896円 |
| 負荷耐性重視 | VPS 2台+DB+ロードバランサー+NFS | 画像・メディアの配信 | 14,828円 |
構成例は、最小の注文内容。はじめての方は、「小規模・検証用」か、VPS1台から始めて、必要に応じて足す。
標準で付く機能
- 管理者(root)の権限:VPSには、全プランで付く(DBサーバー・NFS・ロードバランサーには付かない)。
- 通信量は無制限:従量課金や維持調整費は無い。ただし、回線は共有で、1契約あたり最大100Mbps(オプションで拡張)。
- 自動バックアップ:VPSのデータを、1日1回、最大7日分。復元は、管理画面(コントロールパネル)の操作で行える。
- イメージ保存:その時点のVPSを、まるごと保存できる(50GBまで無料)。
- 防犯の機能:パケットフィルター(ポートの開閉、接続元の制限)、SSH鍵(秘密鍵と公開鍵。申し込み時に自動生成できる)、管理画面の二段階認証。
- 操作:ブラウザからのコンソール(リモート接続できないときも、管理画面から直接操作できる)。独自ドメインのDNS設定。無料のサブドメイン(example.xvps.jp のようなURL)で、すぐにテスト公開できる。
- OS・アプリのひな形:OSイメージと、セットアップスクリプト(Docker、WordPress、KUSANAGIなど)から選べる。
- 支払い:クレジットカード、あと払い(ペイディ)、プリペイド決済。
- サポート:メールは24時間365日。電話は平日10時〜18時。
- DBサーバーの設定・保存データ・バックアップは、お客様の管理。自動バックアップは、有料のオプション(上の表)。付けない場合、自分で取る。
- NFS(共有の保存場所)には、お客様が任意に復元できるバックアップ機能がない。大事なデータの、唯一の置き場にしない。
- プランの変更は、「ストレージが、いまと同じか、大きいプラン」にだけできる(小さくはできない)。最初に大きすぎるタイプを選ぶと、戻せない。
- 料金は、12か月契約時の月額換算で表示されている。月ごとの契約より、年間の契約のほうが、月額は安いが、期間の縛りがある。
- 「大手のクラウド(IaaS)のように、部品を自由に組み合わせる」ものではなく、導入の速さと、費用の分かりやすさを重視したサービス(エックスサーバーの説明)。
4. 契約する前の確認
| ☐ | 確認すること |
|---|---|
| ☐ | E5(Cloudflare・Supabase)では、本当に足りないか、AIに確認してもらった |
| ☐ | OSの更新・防犯・バックアップを、自分(または担当者)が続けられるか |
| ☐ | 個人情報・お客様のデータを置くか(置くなら、法人向け・バックアップ・SLAを検討) |
| ☐ | 独自ドメインを、どこで管理しているか(DNSの変更の権限) |
| ☐ | メモリの量(まず4GB程度)と、ストレージの量(あとで小さくはできない) |
| ☐ | DBを使う場合、バックアップをどうするか決めた(有料オプション、または自分で取る) |
| ☐ | 支払い方法(カード・あと払い・プリペイド)と、契約の期間(1か月/12か月)を決めた |
| ☐ | 公式のお知らせで、受付状況を確認した |
| ☐ | 鍵の置き場所を決めた(E6) |
5. 契約直後に、必ずやること:防犯の初期設定
VPSは、入り口(ポート)を開けた瞬間から、世界中の攻撃の対象になる(エックスサーバーの公式の解説)。契約直後の設定が、最も大切。公式の手順は、次の3つ。
サーバーの乗っ取り(データの流出、暗号資産の採掘への悪用、他者への攻撃の踏み台)は、初期設定の甘さから起きる。作ったサーバーが乗っ取られると、お客様への信頼と、業務のすべてを失う。AIに任せるにしても、上の3つは、人が、設定されたことを確認する(関所。E2)。
6. Webアプリを設置する流れ
AIエージェントに、設置を手伝ってもらうとき(コピーして使う)
7. 動かし始めたあとの運用
| 頻度 | やること |
|---|---|
| 毎月 | OS・ソフトの更新を適用する。動作を確認する |
| 毎週 | バックアップが取れているか確認する。ディスクの空き、動いているかを確認する |
| 半年ごと | 使っていないポート・ユーザー・鍵を、整理する。鍵の棚卸し(E6) |
| 異常があったとき | 慌てて操作を重ねず、状況を記録する。必要なら、サーバーをいったん止め、鍵を入れ替える(E6) |
8. お申し込み:エックスサーバー VPS(取次店のお申し込みフォーム)
下のリンクは、エックスサーバーの申し込みページです。講師は、エックスサーバーの取次店で、この「申し込みフォーム」のリンクを使ってお申し込みいただくと、講師に、取次の報酬(紹介料・手数料など)が支払われる場合があります。お客様への特典の有無・内容は、お申し込みの画面で、エックスサーバーの案内を確認してください。
受付停止の間は、上の2つの申し込みページを開いても、お申し込みができない場合があります。いま申し込めるのは、VPS クラウド(直接のお申し込み)です。取次店のリンクを使うかどうかは、自由です。
関連資料
- E5 SupabaseとCloudflare … まず、ここで足りるか確認する
- E6 APIキー(秘密)の扱い … 鍵をサーバーに置かない・金庫に置く
- E2 ハーネスエンジニアリング入門 … 関所と事故から生まれたルール
- E4 Gitの導入と設定/D1 信号機ルール
出典(2026年10月確認)
- 『XServer VPS』新規受付の一時停止のお知らせ(エックスサーバー・2026年9月17日):全プラン、再開は11月中の予定
- XServer VPS クラウド(エックスサーバー):料金、日次自動バックアップ、複数台構成
- XServer VPS Cloud開始(VPSニュース・2026年8月31日):従来のVPSとの違い、APIは未提供(二次情報)
- XServer VPSの契約直後に対応すべきセキュリティ対策(エックスサーバー):OS更新、公開鍵認証、root禁止、パケットフィルター
- XServer VPS クラウド 料金(エックスサーバー):3章の料金・オプション・構成例(カタログ 2026年8月31日更新版にもとづく)
- XServer VPS クラウド 対応OS一覧(エックスサーバー)
- XServer VPS(エックスサーバー)
- XServer VPSの「ビジネスプラン」を徹底解説(販売パートナー)(ビジネスプランの内容。二次情報)