HUMAC AI活用セミナー資料ライブラリ
E7Claude Code

VPSサーバー(Xserver VPS):Webアプリを自分のサーバーで動かすとき

VPSが必要なとき、Xserver VPSの現状(新規受付の一時停止)と、いま申し込めるVPSクラウドの料金・オプション・構成例(公式カタログ)、見落としやすい注意、防犯の初期設定、設置の流れ、取次店のお申し込みフォーム(広告表示つき)

更新日:2026-10-03(2026年10月時点の情報)|HUMAC 伊藤晴通

対象ツール:Claude Code考え方は、どのAIエージェントにも共通です。ただし、ファイル名・画面・設定・コマンドは、Claude Code(Claudeのデスクトップアプリの「Code」タブ)の場合です。ほかのAIエージェントでは、読み替えが必要です。対象の方:開発者ではない方(経営者・事務・現場の担当者)。プログラミングは不要です。コードは書かず、AIエージェントに頼んで、自分の業務アプリをつくるところまでを、順に進めます(ターミナルの黒い画面は、使わない形で書いています)。
広告(取次店)と、受付状況についてのお知らせ(2026年10月3日時点)
  • 広告:講師(株式会社ヒューマック 伊藤)は、エックスサーバーの取次店です。この資料の8章には、講師の「申し込みフォーム」のリンクが載っています。このリンクからお申し込みいただくと、講師に、取次の報酬(紹介料・手数料など)が支払われる場合があります。資料の内容は、公式の情報にもとづいて書いています。このリンクを使わずに、エックスサーバーに直接申し込むこともできます。
  • 受付状況:エックスサーバーの公式のお知らせによると、「XServer VPS」は、全プランで、2026年9月17日から新規の受付を一時停止しています。再開は、2026年11月中の予定です(既存の契約者は、追加の申し込みができます)。代わりに、新しいサービス「XServer VPS クラウド」(2026年8月31日開始)が案内されています。VPS クラウドは、講師の取次店のお申し込みフォームの対象外で、エックスサーバーに直接お申し込みいただく形になります(講師への報酬は、この資料のリンクからは生じません)。受付の状況は、変わることがあるので、申し込みの前に、公式のお知らせで必ず確認してください。
VPSは、「自分専用の小さなサーバー」を借りること

AIエージェントに作ってもらったWebアプリは、まず、E5の Supabase と Cloudflare で動かせるか、考える。それで足りない場合に、VPS(仮想専用サーバー)を借りて、自分でアプリを設置する。借りるのは「サーバーという建物の、1フロア」。鍵(管理者の権限)は、すべて自分が持つ代わりに、OSの更新・防犯・バックアップも、自分の責任になる。

1. VPSが必要になるのは、どんなとき?

やりたいことCloudflare・Supabase(E5)で足りる?VPSが向く?
ホームページ・案内ページを公開する足りる不要
台帳・予約などの、データを貯めるアプリ足りることが多い(Supabase)特別な事情があるとき
24時間動き続ける処理(定期実行・通知・連携)を、自由に作りたい無料枠の制限(処理時間・回数)に当たることがある向く
特定のソフト・言語・OS・ポートが必要対応できないことがある向く
既存のWebアプリ(PHPなど)を、そのまま移したい作り直しが要ることがある向く
外部のサービスと、決まった接続先(固定のIP)でつなぎたい難しいことがある向く
VPS と、「レンタルサーバー」の違い

レンタルサーバー(共用)は、事業者がOSや防犯を管理してくれる、決まった型の貸し部屋。VPSは、OSの管理者(root)権限を持つ、自分専用の環境で、自由度が高い。そのかわり、設定・更新・防犯を、自分でやる。自信がなければ、まずE5のサービスか、レンタルサーバーを検討する。

2. Xserver VPS の、サービスの種類(公式の情報・2026年10月時点)

XServer VPS(従来)XServer VPS クラウド(新サービス)
受付新規受付は一時停止中(2026年9月17日〜、再開は11月中の予定)受付中(2026年8月31日開始)
向き1台構成(Web・開発・ゲームなど)1台から、複数台構成まで。サーバー同士をつなぐ私設ネットワーク、データベースサーバー、ロードバランサーなどを足せる
料金(4GBの例)公式の料金一覧で確認(受付の再開後)4GB(50GB):月額2,480円(1か月契約)/2,068円(12か月契約)、税込。通信量や時間の従量課金は無し(3章の表)
バックアップ自動バックアップは、標準では付かない(オプションなど。公式で確認)日次の自動バックアップが標準(最大7日分)
ビジネスプラン(法人向け)稼働率保証(SLA)・自動バックアップが付く、法人向けのプラン(受付停止の対象に含まれる)—
API(自動操作)—未提供(今後の予定)

料金・キャンペーン・受付状況は、頻繁に変わる。申し込み画面と、公式のお知らせで必ず確認する。ビジネスプランの内容は、販売パートナーの解説にもとづく(公式ページで確認)。

3. XServer VPS クラウドの料金・オプション・構成例(公式カタログ・2026年8月31日更新版・税込)

いま申し込める「XServer VPS クラウド」の内容。料金は、VPSは12か月契約時の月額換算で、ほかのオプションは1か月契約の月額。当月分は日割りになる(カタログの注記)。

VPS(ストレージの違う2タイプから選ぶ)

メモリvCPUNVMe SSD と 月額(12か月契約時)
4GB4コア50GB:2,068円〜/200GB:3,100円〜
8GB8コア100GB:3,784円〜/400GB:5,676円〜
16GB12コア100GB:8,167円〜/800GB:12,250円〜
32GB18コア100GB:20,475円〜/1,600GB:30,713円〜
64GB32コア100GB:40,950円〜/2,400GB:61,425円〜
128GB48コア100GB:81,900円〜/3,200GB:122,850円〜

小さなWebアプリなら、まず4GBで十分なことが多い。1か月契約の4GB(50GB)は、月額2,480円(公式サイト)。

有料オプション

オプションひとことで月額の例
DBサーバーPostgreSQL または MariaDB の、データベース専用のサーバー。OSなどは、エックスサーバーが管理(rootは付かない)10GB:1,441円/30GB:2,480円/60GB:4,961円〜
DBの自動バックアップ日次・最大7日分10GB:220円/30GB:660円〜
L4ロードバランサーアクセスを、複数のサーバーに振り分けるスタンダード 3,300円/ハイスペック 6,600円
NFSサーバー間で共有する、保存場所30GB:1,790円/100GB:5,951円〜
追加IPアドレスIPv4アドレスを足す400円/1個
ネットワーク帯域拡張通信の太さを広げる300Mbps 5,500円/500Mbps 8,800円
イメージ保存容量の追加VPSのイメージ(まるごとの保存)を置く容量。50GBは標準で付く1,650円/500GBあたり

「おまとめ自動セットアップ」:構成を選ぶだけ(月額の目安)

構成中身向く用途月額の目安
小規模・検証用VPS 4GB 1台+DB 10GBWordPress、データの管理、小さなアプリ3,509円
機能ごとの分離VPS 4GB 2台アプリ用・バッチ用・管理用など4,136円
標準的なサイトVPS 2台+DB+ロードバランサーWebサーバー・APIサーバー8,877円
ファイルのバックアップVPS+NFS 100GBデータのバックアップ、ログ集計8,019円
本番とテスト環境VPS 3台+DB+ロードバランサー修正を、テスト環境で試してから、本番へ10,945円
安全なファイル共有VPS 2台(VPN用)+NFS 100GB社内ファイルサーバー10,087円
セキュリティ重視VPS 3台+DB+ロードバランサー+NFS(運営者専用のVPN経路)基幹業務システム、ECサイト16,896円
負荷耐性重視VPS 2台+DB+ロードバランサー+NFS画像・メディアの配信14,828円

構成例は、最小の注文内容。はじめての方は、「小規模・検証用」か、VPS1台から始めて、必要に応じて足す。

標準で付く機能

はじめての人が、見落としやすい点(カタログの注記)
  • DBサーバーの設定・保存データ・バックアップは、お客様の管理。自動バックアップは、有料のオプション(上の表)。付けない場合、自分で取る。
  • NFS(共有の保存場所)には、お客様が任意に復元できるバックアップ機能がない。大事なデータの、唯一の置き場にしない。
  • プランの変更は、「ストレージが、いまと同じか、大きいプラン」にだけできる(小さくはできない)。最初に大きすぎるタイプを選ぶと、戻せない。
  • 料金は、12か月契約時の月額換算で表示されている。月ごとの契約より、年間の契約のほうが、月額は安いが、期間の縛りがある。
  • 「大手のクラウド(IaaS)のように、部品を自由に組み合わせる」ものではなく、導入の速さと、費用の分かりやすさを重視したサービス(エックスサーバーの説明)。

4. 契約する前の確認

☐確認すること
☐E5(Cloudflare・Supabase)では、本当に足りないか、AIに確認してもらった
☐OSの更新・防犯・バックアップを、自分(または担当者)が続けられるか
☐個人情報・お客様のデータを置くか(置くなら、法人向け・バックアップ・SLAを検討)
☐独自ドメインを、どこで管理しているか(DNSの変更の権限)
☐メモリの量(まず4GB程度)と、ストレージの量(あとで小さくはできない)
☐DBを使う場合、バックアップをどうするか決めた(有料オプション、または自分で取る)
☐支払い方法(カード・あと払い・プリペイド)と、契約の期間(1か月/12か月)を決めた
☐公式のお知らせで、受付状況を確認した
☐鍵の置き場所を決めた(E6)

5. 契約直後に、必ずやること:防犯の初期設定

VPSは、入り口(ポート)を開けた瞬間から、世界中の攻撃の対象になる(エックスサーバーの公式の解説)。契約直後の設定が、最も大切。公式の手順は、次の3つ。

1 OSとソフトを、最新にする古いままだと、すでに知られている弱点を、突かれる
2 安全に、遠隔操作できるようにする管理用の一般ユーザーを作る/パスワードではなく、鍵(公開鍵認証)で入る/管理者(root)での直接のログインを禁止
3 ファイアウォール(パケットフィルター)必要なポートだけを開ける(遠隔操作、Webの公開用)。契約直後は、すべての接続を拒否する設定
「パスワードで入れる」「rootで入れる」状態を、放置しない

サーバーの乗っ取り(データの流出、暗号資産の採掘への悪用、他者への攻撃の踏み台)は、初期設定の甘さから起きる。作ったサーバーが乗っ取られると、お客様への信頼と、業務のすべてを失う。AIに任せるにしても、上の3つは、人が、設定されたことを確認する(関所。E2)。

6. Webアプリを設置する流れ

1 契約・OSの選択公式が用意するOS・アプリのひな形から選ぶ(Ubuntuなど)
2 防犯の初期設定4章
3 アプリを置く手元で動いたものを、サーバーに置く。まず、確認用の環境で
4 ドメインとHTTPSドメインを向ける(DNS)。通信を暗号化する
5 バックアップ・見守りデータの保存先、更新の予定、動いているかの確認

AIエージェントに、設置を手伝ってもらうとき(コピーして使う)

〔作ったWebアプリ〕を、VPS(Ubuntu)に設置したいです。いきなり操作せず、まず手順を提案してください。 条件: ・サーバーに入るのは、私がするか、1コマンドずつ内容を説明して、私の承認を得てからにしてください。 ・管理者(root)で作業しない。管理用の一般ユーザーと、公開鍵認証にしてください。パスワードでのログインと、rootでのログインは、禁止にしてください。 ・ファイアウォールは、必要なポート(遠隔操作・Web)だけを開けてください。 ・鍵・パスワードは、チャットにも、ファイルにも書かない。保管の方法を提案してください(金庫を使う)。 ・消す操作、権限を変える操作、設定ファイルの書き換えは、実行前に、何が変わるかを説明してください。 ・作業の前に、サーバーの状態(バックアップがあるか)を確認してください。
AIに渡してはいけないもの
  • 秘密鍵(サーバーに入るための鍵)と、パスワード。チャットに貼らない(E6)。
  • サーバーの管理者(root)の権限。必要な操作だけ、1つずつ、人が承認する。
  • お客様の実データ(赤の情報。D1)。

7. 動かし始めたあとの運用

頻度やること
毎月OS・ソフトの更新を適用する。動作を確認する
毎週バックアップが取れているか確認する。ディスクの空き、動いているかを確認する
半年ごと使っていないポート・ユーザー・鍵を、整理する。鍵の棚卸し(E6)
異常があったとき慌てて操作を重ねず、状況を記録する。必要なら、サーバーをいったん止め、鍵を入れ替える(E6)

8. お申し込み:エックスサーバー VPS(取次店のお申し込みフォーム)

講師の紹介リンクから、お申し込みの場合(広告)

下のリンクは、エックスサーバーの申し込みページです。講師は、エックスサーバーの取次店で、この「申し込みフォーム」のリンクを使ってお申し込みいただくと、講師に、取次の報酬(紹介料・手数料など)が支払われる場合があります。お客様への特典の有無・内容は、お申し込みの画面で、エックスサーバーの案内を確認してください。

受付停止の間は、上の2つの申し込みページを開いても、お申し込みができない場合があります。いま申し込めるのは、VPS クラウド(直接のお申し込み)です。取次店のリンクを使うかどうかは、自由です。

関連資料

出典(2026年10月確認)