対象ツール:Claude Codeこの資料は、Claude Code(Anthropic のAIエージェント。Claudeのデスクトップアプリの「Code」タブ)を前提に書いています。ほかのAIエージェント(OpenAI の Codex、Google のエージェントなど)は、画面・用語・ファイル名・設定が異なります。対象の方:開発者ではない方(経営者・事務・現場の担当者)。プログラミングは不要です。コードは書かず、AIエージェントに頼んで、自分の業務アプリをつくるところまでを、順に進めます(ターミナルの黒い画面は、使わない形で書いています)。
3ステップで、使い始められる:契約 → アプリ → 最初の設定
AIエージェント(Claude Code)を使うには、Claudeの有料プラン(Pro以上)と、デスクトップアプリが要る。難しい操作はない。Windows と Mac のどちらでも、この順で進めればよい。所要は、約30〜45分。
この資料の画面の名称は、アプリの版で変わることがある。見つからないときは、画面の写真を添えて、講師に相談してください。
1. 先に決める:どのプランか
| プラン | 料金(公式の料金ページ) | Claude Code(Codeタブ) | 向く人 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 使えない | チャットを試すだけ |
| Pro | 月額20ドル(年払いは、月あたり17ドル) | 使える | まず、ここから。合宿・講座の標準 |
| Max | 月額100ドルから | 使える(利用量が、Proの5倍または20倍) | 毎日、長時間使う人 |
| Team・Enterprise | 席ごとの月額 | 使える | 会社として、複数人で使う |
- 利用量の枠は、ChatのClaudeと、Claude Codeで共有される(公式)。Codeで使いすぎると、チャットの分も減る。
- 枠を使い切ったときの選択肢:リセットまで待つ/Maxに上げる/追加の利用量(クレジット)を有効にする。残りが少なくなると、警告が出る(公式)。
- 料金は、為替で変わる。ドル建てで、日本円では、約3,000円(Pro)が目安(→ A2)。
2. 契約する(Windows・Mac共通。ブラウザで)
1 アカウントを作る・ログインブラウザで claude.ai を開き、アカウントを作る(すでにあればログイン)
2 Proに申し込むclaude.ai/upgrade から、Pro を選ぶ
3 支払いクレジットカードまたはデビットカード(公式のヘルプ)。自動で更新される
4 契約を確認画面の左下の名前をクリック → 「Settings(設定)」で、プランが Pro になっているか確認
契約は、スマホのアプリではなく、ブラウザがおすすめ
iPhoneやAndroidのアプリの中で契約すると、その契約は、AppleやGoogleのものになる。解約や変更が、App Store/Google Play の画面になり、分かりにくくなる。パソコンのブラウザで契約すると、設定の画面で、まとめて管理できる。
解約・更新
- 自動で更新される。やめるときは、設定(Settings)の「Billing(請求)」から「Cancel(解約)」。次の請求日の24時間前までに行う。解約しても、いまの請求期間の終わりまでは、使える(公式のヘルプ)。
- 合宿・講座のために入る人は、解約の予定日を、カレンダーに入れておくと、安心。
3. デスクトップアプリを入れる
| 手順 | Mac | Windows |
|---|---|---|
| ダウンロード | Mac版(Intel・Apple Silicon共通) | Windows版(x64)。ARM版のパソコンは、ARM64版 |
| 入れる | ダウンロードしたファイルを開き、案内に従ってインストールする | ダウンロードしたインストーラーを実行する |
| 起動 | 「アプリケーション」フォルダの Claude を開く | スタートメニューの Claude を開く |
| サインイン | Claude のアカウント(契約したもの)でログインする。ブラウザが開いたら、ログインを完了して、アプリに戻る(戻らないときは、アプリを再起動する) | |
| 更新の確認 | メニューの「Claude」→「Check for Updates(アップデートを確認)」 | メニューの「Help」→「Check for Updates」 |
- デスクトップアプリには、Claude Code が含まれている。Node.js や、ターミナルの導入は、要らない(公式)。
- Windows の ARM64 かどうかは、「設定」→「システム」→「バージョン情報」の「システムの種類」で分かる。迷ったら、x64を入れて、動かなければ、ARM64を入れる。
- 新しい機能を使うために、アプリは、ときどき更新する。
公式のはじめかた:Get started with the desktop app(ダウンロードのリンクと、最初のセッションの手順)。
4. 最初の画面:Code タブで、フォルダを選んで話しかける
1 「Code」タブを開く画面の上の中央。「アップグレード」と出たら、契約が済んでいない(7章)
2 「Local」を選ぶ自分のパソコンの中のファイルで動かす
3 「Select folder」でフォルダを選ぶ仕事のフォルダ(E1)。最初は、空の練習用フォルダでよい
4 モデルと権限モードを確認入力欄の横にある、2つの選択(5章)
5 話しかける8章の「最初の一言」を、入力して、Enter
5. 最低限の設定:画面で、3つだけ
| 設定 | どこで | どうする |
|---|---|---|
| ① 権限モード | 入力欄の、送信ボタンの横にある選択 | 「Manual(確認あり)」を選ぶ。Claudeがファイルを書き換える前に、変更の内容(差分)が出て、「承認」か「却下」を選べる。慣れるまで、これで使う(E1)。選んだモードは、フォルダごとに、記憶される |
| ② モデル | 入力欄の、送信ボタンの横にある選択 | Pro のはじめは、初期の設定のままでよい(公式の既定は、Opus 5.5)。一部のモデル(Fable)は、プランによって、追加の利用量(クレジット)が必要。迷ったら、変えない |
| ③ プライバシー | 左下の名前 →「Settings(設定)」→「Privacy(プライバシー)」 | 「Help improve our AI models」(AIモデルの改善に協力する)のオン・オフを、自分で決める。オフにすると、今後の新しいチャットとコーディングのセッションが、モデルの学習に使われなくなる(すでに学習されたものは、そのまま)。お客様や仕事の情報を扱うなら、オフを検討する(D1) |
この3つ以外は、最初は、触らなくてよい
設定の項目は、たくさんあるが、はじめは、上の3つで十分。ほかの設定(作業コピーの置き場所、通知など)は、使いながら、必要になったときに調べる。
6. Windows と Mac の違い(まとめ)
| 項目 | Mac | Windows |
|---|---|---|
| 新しいセッション | Cmd + N | Ctrl + N |
| ショートカットの一覧 | Cmd + / | Ctrl + / |
| アプリの更新 | 「Claude」メニュー → Check for Updates | 「Help」メニュー → Check for Updates |
| Git の準備(E4) | ほとんどのMacに、最初から入っている。無ければ、開発者ツールの案内に従う | Git for Windows を入れる |
| 貼り付け・コピー | Cmd + V / Cmd + C | Ctrl + V / Ctrl + C |
| フォルダの場所の書き方 | /Users/名前/Projects/… | C:\Users\名前\Projects\… |
| アプリの場所 | 「アプリケーション」フォルダ | スタートメニュー |
7. つまずいたとき
| こんなとき | こうする |
|---|---|
| Codeタブを開くと、「アップグレード」と出る | Pro以上の契約が、済んでいない(または、反映前)。2章で契約を確認し、アプリを、いったん終了して、開き直す |
| 「ブラウザでログインしてください」と出る | ブラウザで、ログインを完了し、アプリを再起動する |
| 「403」などの認証のエラー | 公式のトラブルシューティングを見る。画面の写真を添えて、講師に相談 |
| 契約しているのに、従量課金になる? | パソコンに ANTHROPIC_API_KEY という環境変数(鍵)が設定されていると、Claude Codeは、契約の枠ではなく、従量のAPI課金で動く(公式)。心当たりがあれば、Claudeに「ANTHROPIC_API_KEY が設定されているか、値は表示せずに確認して」と頼む(E6) |
| 利用量の上限に達した | リセットまで待つ/Maxに上げる/追加の利用量(クレジット)を有効にする(公式)。チャットとCodeで、枠は共有 |
| Gitの確認でつまずく | Claudeに「Gitの状態を確認して、使えなければ、手順を教えて」と頼む(E4)。公式も、Gitの問題は、Claudeに相談することを勧めている |
8. 最初の一言:動作の確認(安全なテスト)
空の練習用フォルダを選んで、次のように話しかける。確認あり(Manual)のモードなら、書き込みの前に、確認が出る。
このフォルダに、「こんにちは.txt」というファイルを作って、「はじめてのClaude Code」と1行だけ書いてください。作る前に、何をするか教えてください。
- Claudeが、「ファイルを作ります」と説明する。
- 確認の画面(変更の差分)が出る。内容を読んで、「承認」を押す。
- フォルダに、ファイルができていれば、成功。
これができれば、準備は完了。次は、E4(Git)と、E1(フォルダの作り方)へ。
9. 準備完了のチェックリスト
| ☐ | 確認すること |
|---|---|
| ☐ | Claudeの有料プラン(Pro以上)に入っている(設定で、プランを確認した) |
| ☐ | デスクトップアプリを入れ、ログインできた |
| ☐ | 「Code」タブが開く(「アップグレード」と出ない) |
| ☐ | 権限モードは「Manual(確認あり)」 |
| ☐ | プライバシーの設定(モデル改善への協力)を、自分で決めた |
| ☐ | 練習用のフォルダで、「こんにちは.txt」を作れた |
| ☐ | 解約の予定日を、カレンダーに入れた(必要な人) |
| ☐ | パソコンに ANTHROPIC_API_KEY が設定されていないことを、確認した |
関連資料
出典(2026年10月確認)
- Get started with the desktop app(Anthropic 公式):インストール、Codeタブ、フォルダの選択、Pro以上が必要、Node.js不要
- Use Claude Code Desktop(Anthropic 公式):権限モード、新しいセッション、更新の確認、ショートカット
- Using Claude Code with your Pro or Max plan(Claude ヘルプ):利用量の共有、上限に達したとき、ANTHROPIC_API_KEY
- How do I change my model improvement privacy settings?(Claude プライバシー):Help improve our AI models
- Cancel your Pro or Max subscription(Claude ヘルプ):解約の手順、請求日の24時間前
- Claude 料金プラン
- Model configuration(Anthropic 公式):Proの既定のモデル