対象ツール:Claude Codeこの資料は、Claude Code(Anthropic のAIエージェント。Claudeのデスクトップアプリの「Code」タブ)を前提に書いています。ほかのAIエージェント(OpenAI の Codex、Google のエージェントなど)は、画面・用語・ファイル名・設定が異なります。対象の方:開発者ではない方(経営者・事務・現場の担当者)。プログラミングは不要です。コードは書かず、AIエージェントに頼んで、自分の業務アプリをつくるところまでを、順に進めます(ターミナルの黒い画面は、使わない形で書いています)。
ゴール:自分の仕事の困りごとを1つ、「動くアプリ」にして持ち帰る
プログラミング経験は不要。Claude Code(または Claude)に、日本語で頼みながら作る。座学で終わらせず、1日で「怖くない・楽しい・できた」を全員に届けるのがこの合宿の型。AIサロン桑名での合宿(2日間・約11時間)の手応えをもとに、1日(約10時間)に圧縮した。
対象と条件
| こんな方 | ChatGPT や Gemini Notebook は使っているが、自分でアプリを作ったことはない。仕事に「これが何とかなれば」という困りごとがある |
|---|---|
| 定員の目安 | 6〜10名/講師2名(似たテーマ同士の2グループに分け、講師が1人ずつ伴走) |
| 事前に必須 | 約50分・3つだけ(G3):①Claude の有料版(Pro)の契約とデスクトップアプリのインストール(A4:Windows・Mac) ②GitHubのアカウント作成(無料) ③「作りたいもの」を3行のメモに。読み物の予習はなし(フォルダ・指示書・Gitの設定は当日、一緒に)。ノートPCと電源は持参 |
| その後 | 翌週の定例勉強会で作ったアプリを発表(「作って終わり」にしない) |
1日の流れ(9:00〜19:00)
座学を減らし、共通課題を午前の早い時間に前倒しする。フォルダ・指示書・鍵・保存は、読ませず、共通課題の中で「必要になった瞬間」に教える。
| 時間 | 内容 | 資料 |
|---|---|---|
| 9:00 | ご挨拶・音声解説「AIの現在地」(10分に短縮)・全員の「作りたいもの」を1分ずつ共有 | |
| 9:30 | 接続チェック:全員同時に、Gitの設定とGitHub Desktopの導入を、Claudeに頼んで進める。事前準備が済んでいない人もここで吸収(ただしClaudeの契約は事前に必須)。入れてよい情報・いけない情報を10分で口頭説明(個人情報・鍵は入れない) | E4・D1 |
| 10:00 | 共通課題:全員で同じ小さなアプリ(例:自己紹介ページ)を作って公開まで。「作る→直す→見せる」を1周体験。この中で、フォルダ(1アプリ=1フォルダ)、指示書(CLAUDE.md)、鍵を書かずにつなぐ方法、変更履歴の保存を、必要になった瞬間に教える | E1 |
| 11:45 | 振り返り(15分):1アプリ=1フォルダ/指示書/戻せる保存、の3つを、いま作ったものを見ながら整理 | E1・E2 |
| 12:00 | 昼食 | |
| 13:00 | アプリ依頼シート:AIに質問してもらい、「作りたいもの」を1枚にまとめる → 各自のアプリづくり①:最初の画面を出す(グループ内で見せ合い) | B1a・F1 |
| 15:00 | 休憩・つまずき共有(同じところで止まっている人を講師がまとめて説明) | |
| 15:20 | 各自のアプリづくり②:データ(仮のデータ)を入れて実際に使ってみる → 直したいところを頼み直す | |
| 17:30 | 仕上げ:スマホで開けるようにする、使い方を1枚にまとめる、変更履歴を保存 | E1 |
| 18:15 | 発表(1人3分):困りごと → 作ったもの → この先どう育てるか | |
| 18:50 | まとめ・受講後アンケート・次の発表会の案内 |
作るものの例(申込み時の困りごとから)
予定・台帳をスマホで
ホワイトボードや紙の予定・配車・案件台帳を、誰でもスマホで見て直せるように。
記録を探せるように
面談・接客・点検の記録をまとめて、すぐ検索できるように。
集計を一言で
毎月の集計作業を「よろしく」の一言で終わらせる。
写真から見積もり
写真やセンサーのデータから、見積もりや予測を出す。
成功させるコツ(過去の合宿から)
- 共通課題を先にやる:全員が同じ土台で1回作ると、連帯感と安心感が生まれ、午後の個別課題で止まりにくい
- 資料の作り込みより、その場で一緒に作る:凝ったスライドは使い切れない。画面を見せながら一緒に進める
- 作りたいものを事前に集める:当日考え始めると午前が消える
- 「完璧より、動くもの」:1日目のゴールは「使える最初の版」。育てるのはその後
- 発表の場を先に決めておく:人に見せる予定があると、最後まで仕上がる
企業向けの応用
会社でAI活用を始めるときも、最初にこの「集中キックスタート」を行うと定着率が大きく変わる。土台を作ってから、日々の伴走に入る。