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W1

Google Workspace と Google One の違い

個人・家族向けと、仕事向け。3種類のアカウント、違いの一覧(資料室RAGを含む)、個人アカウントで仕事を続けると起きること、どちらを選ぶか

更新日:2026-10-03(2026年10月時点の情報)|HUMAC 伊藤晴通

Google One は「自宅の物置」、Google Workspace は「管理人つきの事務所」

同じ「Google」でも、個人で使うものと仕事で使うものは、作りが違う。Google One は、写真や書類をしまう個人・家族向けの保管場所。Google Workspace は、会社・団体・個人事業主の仕事のための事務所で、独自のメールアドレス、管理者による管理、組織のデータ保護が付く。

この資料では、3つの違いをはっきりさせる。そのうえで、「自分の仕事に、Workspace は必要か」を判断できるようにする。

1. 「Googleのアカウント」は、3種類ある

① 個人のGoogleアカウント

誰でも無料で作れる。Gmail(○○@gmail.com)、ドライブ、フォトなど。保存容量は、Gmail・ドライブ・フォトを合わせて15GB。

② Google One

個人のアカウントに、保存容量やAI機能を足す、有料の個人向けプラン。最大5人で、容量を共有できる(家族向け)。

③ Google Workspace

法人・団体・個人事業主向け。独自ドメインのメール、管理者機能、組織のデータ保護。ユーザーごとに月額。

2. 違いの一覧

観点個人のアカウント/Google OneGoogle Workspace
想定する使い方プライベート・家族仕事(会社・団体・個人事業主)
メールアドレス○○@gmail.com で固定独自ドメイン(○○@自社名.co.jp など)
料金無料/Basic 月290円(100GB)/Google AI Plus・Pro など(Google Oneのページの表示)ユーザーごとに月額(Starter 800円〜、税別。→ W2)
保存容量無料15GB。有料プランで100GB〜5TB(最大5人で共有)プランにより、1ユーザーあたり30GB〜5TB
管理者による管理なし(本人がすべて管理する)管理コンソールで、ユーザーの追加・停止、権限、セキュリティ設定を一括管理
データの持ち主個人組織(退職者のデータも、組織に残せる)
会社の資料を、AIの根拠にする(RAG)個人のドライブの資料を、個人で使う形になる共有ドライブの資料を、全員で共有して、権限のとおりに使える。ドライブを直すと、AIの資料も自動で更新(→ W2)
AI(Gemini)に入力した内容設定により、会話が改善に使われ、人の確認に回ることがある(設定で管理)学習には使われず、顧客の許可なく人が確認することもない(Google の公式説明。→ W2)
Meet(会議)の参加人数—プランにより100〜1,000人(→ W2)

個人アカウントとWorkspaceの管理・データの所有に関する違いは、販売パートナー各社の解説にも共通する内容。契約前に、Google の公式の説明で確認すること(出典欄)。

3. 個人のアカウントで仕事を続けると、起きること

場面起きること
従業員が辞めた仕事のメール・資料が、本人の個人アカウントに残る。組織で回収できない
誰かがパスワードを忘れた・乗っ取られた組織としては、止める・リセットする手段がない
取引先に、メールを送る「@gmail.com」では、会社の信頼感や、なりすまし対策の面で、不利になりやすい
AIを使う入力した内容の扱いが、個人の設定に任される。お客様の情報を入れてよいか、組織として保証できない(→ D1)
複数人で資料を共有する個人のドライブ同士の共有になり、持ち主が抜けると、資料が消えたり、見えなくなったりする

4. あなたは、どちらを選ぶ?

Q1 仕事でお客様とメールをする?はい → 独自ドメインのメールが要る → Workspace
Q2 2人以上で、資料を共有する?はい → 管理と共有の仕組みが要る → Workspace
Q3 AIに、仕事の情報を入れる?はい → 組織としてのデータ保護が要る → Workspace
Q4 全部「いいえ」?写真・個人の書類の保管だけなら、Google One で足りる
目安
  • Google One で足りる:プライベートの写真・書類の保管、家族との共有。
  • Workspace が向く:1人でも、お客様とやりとりする個人事業主は、独自ドメインと組織としてのデータ保護の利点がある。従業員がいる、または、資料を共有する組織は、ほぼ、Workspace。

5. Workspace に含まれる主なもの

サービスひとことで
Gmail独自ドメインのメール
ドライブ資料の保管と共有。組織の共有ドライブも使える
ドキュメント・スプレッドシート・スライド文書・表・資料を、複数人で同時に編集
Meetオンライン会議(人数の上限はプランにより異なる)
カレンダー・チャット予定の共有、社内の連絡
Gemini・Gemini NotebookAIの相談相手と、資料を根拠に答える司書。共有ドライブの資料を土台に、会社の「資料室」(RAG)になる(→ W2の5章、B1b)
管理コンソールユーザーの追加・停止、セキュリティ設定(2段階認証など)、AIのオン・オフ

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出典(2026年10月確認)